動画公開_i-works4.0 日本の家らしい規格型住宅
あけましておめでとうございます。本年もみなさまにとって素晴らしい年でありますように…!
昨日、本年1本目のルームツアー動画を公開しました。
i-works projectを手掛ける鈴村建築さんにご提供いただきました、昨年に引き続き2本めのプロモーション動画になります。
i-works projectは、建築家の伊礼智さんが企画・設計した規格型住宅シリーズです。日本の良材を豊富に用いた、堅牢かつ高性能な住宅は、住む人の快適性はもちろん、日本の住文化を底上げし町並みを美しくしてくれるプロジェクトだと感じてプロモーションをお引き受けしました。
規格型とはいえ、住み手の要望を柔軟に取り入れることができることから、伊礼さんは「セミオーダー住宅」と表現しておられます。建築家が設計する自由度の高い注文住宅のよさと、合理的でコストパフォーマンスのよい規格型住宅、双方の“いいとこ取り”が実現されています。後半には伊礼さんと住まい手さんの対談を収録し、ご夫妻が暮らし心地を語ってくださっています。実体験から出る言葉ほど参考になるものはありません。
ちなみに、今回はi-worksの「4.0」というバージョンです。その特徴は、木の柱・梁がむき出しになっている部分が多く、どこか懐かしさを感じさせるような和の雰囲気をまとっていることです。現代の住宅は、柱や梁を壁で隠す「大壁(おおかべ)」の家が大半を占めますが、家を支えてくれている構造材、それも美しい無垢材が見えている空間というのは、なんともいえない安心感があります。大工さんは気を使う部分が多くて大変だと思いますが、その技を毎日眺めて堪能できるのは、とてもぜいたくなことですね。作り手と住み手、どちらも誇らしい気持ちになれる家だと思います。
外壁は「そとん壁」室内の壁は「中霧島壁」で、どちらも火山灰からできた土が原料です。こういう住宅は、完成したばかりの状態でも化学的な臭いがしないのが特徴かなと思います。私は、例えばお菓子や洗濯洗剤に使われている香料の刺激にも過敏に反応してしまうタイプで、新築住宅の見学会でも時々化学的な臭いに気づきます。法律で特に危険な建材が排除されていますし、ある程度使用せざるを得ないのが実情だと思うので致し方ないことではあります。そうしたストレスから解放された住まいは、ある意味特殊なのかもしれません。
施工された鈴村建築さんのHPはこちらです。
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