今回公開したルームツアー動画は、コピーライターとデザイナーのカップルの住まいです。……もうそれだけで、「おしゃれ」ってわかりますね(笑)その期待を裏切らない住みこなしセンスですので、ぜひご覧ください。
設計は、当チャンネルにたびたびご登場いただいている水野純也さん。水野さんのつくり出す世界観が、おしゃれな施主さんを吸引し続けていること間違いなし!
とはいえ、家ごとに住まい手に寄り添った多様な雰囲気も併せ持っているところがミソだと思っています。
このお宅は、住宅街の際にある旗竿地に建っています。
こんなふうに ↓ 五角形で、1辺を除くすべての辺が、敷地境界のラインに対して斜めになっているのです。
その目的のひとつは、建物の周りに余白をつくって、緑を植えること。さほど大きな敷地ではなく、他の住宅に囲まれているにも関わらず、こうすることで、まるで緑に包まれて暮らしているかのような感覚を得られます。
見てください。↓ もう、ここだけ空気感が違う!建築家さんがていねいに設計し、造園家さんがていねいに造園すると、ふつうの住宅地の小さな区画でも、こういうことができます。ちなみに、手前は駐車スペースになっています。
2つ目の目的は、2階のLDKのメインの窓を、隣地の緑に対して最も適した角度に向けるため。……だと思っています。水野さんに直接おうかがいしたわけではなく、私の想像の域を出ませんが。
ちなみに、水野さんのHPには写真だけで、解説は一切無し。写真はご自身で撮影されているそうです。
ダイニングの窓は、こんな具合に ↓ 出窓風で、腰掛けて景色に身を乗り出すことができます。「見えたくないもの」を排除するために、計算され尽くした窓です。大きい面はFIX、右端に通風用の窓があります。
LDKの様子を少しご紹介。キッチンは、コンロが壁付け、シンクはアイランドに設置されています。
壁側は白で統一し、アイランドは木目仕上げに。オープンプランのLDKでは、いかにも設備的なキッチンが露出されているより、こうしてインテリアになじませたほうがホッとできる気がします。あくまで私の好みですが。
ソファの後ろにある腰壁の向こうは階段で、フロアの広がりに寄与しています。天井もキッチン側に向かって高くなっていて、こちら側は低め。味わいの違う居心地が生まれています。漆喰の陰影が、最高!
階段上からおそるおそる出迎えてくれた「もなか」さん。いい仕事してくれてありがとう♡
さて1階に。↓ 玄関ホールから廊下を見通すと、突き当りに収納があり、下がガラリになっています。床置きエアコンかな?(未確認)
廊下には窓がなく、照明をつけなければ、けっこう暗いです。暗がりや陰影のシークエンスの美しさに共感できる人でなければ、クレームになる可能性も。建築家の世界観を理解できる人が施主になると、良い住まいが生まれますね。
寝室 ↓ も窓は少なめですが、白い内装もあってとても明るく爽やか。窓辺のカーテンボックスの工夫とか、きれいだなあ。
↓ トイレは、予算調整の影響を受けやすく、シンプルになるパターンが多いのですが、このお宅ではビシッと決めてます。憧れる……
空間が小さく引きが取れないので、撮影は至難の業ですが。
↓ 廊下の壁にはニッチ。漆喰の質感と陰影にドンピシャなアートが飾られていて、さすが!と膝を打ちました。
↓ 撮影後のコーヒータイムに、緑を眺めながら、大きく切ったチーズケーキをコーヒーと一緒にいただく幸せ……。ありがとうございました。
実はこの動画を撮影したのは、公開の8か月も前の、10月。酷暑の夏に撮影をがんばってしまった疲れがドッと押し寄せた頃で、体がボロボロ、ふらふらで撮影しました。
でも、こんな「美味しい空間」に身を置くと、脳内麻薬?が出て元気になってしまうから不思議です。撮影後も、充実感に満たされてほんとに幸せな気分でした。感謝です。
↓ ラストシーンは、人見知りで、最後まで出てきてくれなかったもなかを、後日施主さんが撮影してお送りくださったのです。構図もバッチリ決まっていて、そのまま使用させていただきました。
最後に、親族の方をお祀りするスペースがとてもすてきだったので、ご紹介を。いつもは壁にポートレイトを飾ってあります。さりげなくて、美しくて、真似したいアイデアだなと思いました。
手に持っているのはお鈴を鳴らす「りん棒」です。きれいな音も動画に収録されているので、聞いてみてくださいね。
建築家の水野さんのHPはこちらです。
水野さん設計の家の動画が4本たまったので、再生リストをつくりました。
もう1軒、すでに撮影済みです。公開はだいぶ先になると思いますが、どうぞお楽しみに……!
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