住宅内覧会メモ_R.E.A.D. & Architects
マンションリノベーションの内覧会におじゃましました。設計はR.E.A.D. & Architects岡田一樹さんです。かなり古い(築60年ほどの)マンションで、配管の位置をいっさい変更できないなど規約がたいへん厳しいため、立地の割にリーズナブルな価格になっていたとのこと。
最上階住戸なので、天井に断熱を施しつつ、ゆるい弧を描くヴォールト状に仕上げられています。あまり見かけないペンダント照明は、メキシコとオーストラリアにルーツをもつデビッド・ポンパ(David Pompa) のものだとか。ネットの情報によると「現代的なデザインと伝統工芸の融合が特徴」とのことで、天然素材による繊細な細工とシャープなデザインが融合した独特の世界観に惹かれました。
サッシはカバー工法で断熱性を上げています。こちら ↓ 側のエリアは元は和室だったため、掃き出し窓がとても低いですが、室内庇をつけることで見た目を整え、間接照明を組み込んでいます。カウンター上部の直線的な照明器具や家具のコーディネートにも統一感があります。
寝室はリビングの一隅を軽く区切った程度。空気の循環を妨げないよう間仕切り壁の上部はオープンになっています。ラタンをあしらった引き戸が爽やか。
寝室内部。隅が縦スリットが空いていて、衝立のような軽やかな壁です。
壁際にはリモートワークができるカウンターを設置。220幅と幅広の積層フローリングはオーク。岡田さんが塗料メーカーのオスモと共同開発されたものだそうで、床暖対応品。壁・天井は漆喰系塗料でしっとりとした仕上がりでした。
制約の多い中でもラグジュアリーな水回りが実現されていました。
岡田さん、ありがとうございました。岡田さんのHPはこちらです。
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