住宅内覧会メモ_森田悠紀建築設計事務所
森田悠紀さんの新築住宅内覧会におじゃましました。
路地奥にひっそりと建っているのですが、中に入ると静謐ながらダイナミックな印象でした。
緑道に面した人通りは多めの敷地で、LDKを2階に上げてプライバシーを守りつつ緑を楽しめる構成です。柱も壁も少ない大空間。
全体的に暗めのグレーと焦げ茶の沈んだトーンで、照明も抑えめ。住まい手の手持ち家具などに合わせた世界観だそうです。
北側の斜線制限を交わすために建物を雁行させ、大きな片流れの屋根をかけています。
鏝ムラを生かした自然素材の左官壁が、光を受けて表情豊か。(ソファのクッションはこの日に間に合わなかったそう)
写真で見ると、リビングのカーペットと左官壁がユニゾンしてるのがわかりやすいですね。
光を制御して深い陰影をつくっています。
斜めのラインがダイナミックで、平衡感覚を失うような錯覚を覚えました。なので、写真を撮るのも難しい……!今までに体験したことがないような空間だったので、咀嚼して言葉に落とし込むのも難しいです(^_^;)
非日常的な空間に、住まい手の色が添えられてどんなふうに変化するのでしょう。
森田さんには趣味の良いお施主さんを寄せる力があるようにお見受けしていますので、今後もご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました!
森田さんのHPはこちらです。
森田さんが設計された別のお宅を、昨年出版された書籍に掲載させていただきました。ヴィンテージ家具店のオーナーさんのご自宅。さすがー!とうなってしまうほど、空間もインテリアもとてもハイセンスですのでぜひご覧ください。
0コメント