動画更新:国産材を使ったマンションリノベーション

先日、マンションリノベーションのルームツアー動画を公開しましたので、ぜひご覧ください。

小谷さんはマンションリノベーションがお得意な建築家さんで、高断熱・高気密化により、エアコン一台で全室空調が可能な高性能マンションに生まれ変わらせます。外見だけでなく、人格まで入れ替わるようなフルリノベーション。

フロア面積が限られるマンションでも、使い勝手よく機能性を満たした上で、広がりを感じられる間取り。天井高に自由が利かない住戸にも、スキップフロアなどで変化をもたらし、飽きのこない豊かな空間をつくり出します。

約76㎡のフロアに、勾配天井の伸びやかなLDKと、ロフトも合わせると3つの個室スペースがあり、ウォークインクロゼットやパントリーといったストレージもしっかり確保。玄関や洗面室にもゆとりが感じられます。なるべくものを増やさない住まい手さんの暮らし方が空間と噛み合って、ゆったりしたイメージでした。

とても勉強熱心な小谷さん。これまでの積み重ねによって磨き込まれたディテールが、無個性だったフロアを、品格を備えた落ち着きのある住まいに生まれ変わらせます。

中古マンションのリノベーションがすっかり一般的になり、リノベーション会社も乱立する中で、揺るぎないポジションを確立している小谷さん。人との間に垣根をつくらない、謙虚さとゆるキャラ的な親しみやすさを備えたお人柄も、人気の秘訣かも?


マスタープランのHPはこちら。小谷さんは国産無垢のスギ材を多用するのですが、HPにはそのメリットとデメリットが、しっかりと説明されていて勉強になります。

マスタープラン/小谷和也設計室 | 『マスタープラン/小谷和也設計室』木のマンションリフォーム・リノベーション(大阪/兵庫/西宮/神戸/芦屋/東京/横浜/埼玉)

House in NaruoHouse in KakuouzanHouse in Kugaharaolo in UrawaHouse in Banpaku-KouenHouse in Gifu-HashimaHouse in MusashinoHouse in UrawaHouse in Hamasaki-douri kazuya_kotani リオにーさんから新著が届きました。海賊王ではなく、すごい建築士になる!というエゲツないタイトル。本屋で並んでたら目立ちそう。こんなこと書いていいの?という際どい話もぶっちゃけながら、これから設計事務所をやっていこうという若者だけでなく、私みたいなフラフラしてたらいつの間にか歳取ってたというベテランにも刺さる内容です(^^)特にマンネリ化と迷いの話は大きく頷きながら拝読。50を目前にして、なんか最近色々考えちゃいますよね・・・ええ。あと個人的にイラストがツボりました。終わらねえ(^^)執筆者としてひっぱりだこのリオにーさんの新作、皆さま、ぜひお買い上げくださいませ〜! kazuya_kotani 建築知識ビルダーズ53号届きました。今回のおすわり講座はコーア・クリントのプロペラスツール。デンマーク三大スツールにも触れてます。連載も17回(脚)目、5年目に入りビルダーズでは長寿連載になってきたようです。毎回手を変え品を変えネタ探しがなかなか大変で、出先で椅子見つけたら写真を撮る、が習慣付いてます(^^)紹介したい椅子はまだまだあるので続けられるところまでは行ってみたい。そしていつか本にまとめたい・・・あと間取りのレシピ100の広告も入ってます。電子書籍化されましたのでスマホでも読めますよー#建築知識ビルダーズ53 #おすわり講座 #間取りのレシピ100 #表紙はシーエッチさんの平屋

マスタープラン/小谷和也設計室

実は私の仕事部屋の床もスギ。地元産のスギ板を自力で張りました。スギはとても柔らかいので、ペンを落としただけでも凹むし、家具を引きずれば簡単にキズが付きます。でも、裸足で歩くととても気持ちが良く、冬でも冷たくありません。たまに家人が部屋に来ると、廊下の合板フローリングとの感触の違いに驚くほど。スギは芯の部分が赤く(赤身)、周縁部が白くなる(白太)性質があります。最初は赤身と白太の違い(源平というらしい)がくっきりしていて、なるべく目立たないように板の配置を工夫したのですが、2年ほど経過した今は全体が馴染んできてほとんど気になりません。

小谷さんは、部分的にウールカーペットを使うことも多いです。単調になりがちなマンション住戸で、段差を設けるとともに床材を切り替えることで、視覚や触覚に変化をもたらします。ウールは夏でもサラッとして、気持ちがいいんですよね。


動画の住戸は最上階で、屋根裏空間を活用してロフトをつくることができました。個室として利用できる面積が増えるとともに、見上げたり見下ろしたりして立体的に楽しめる住まいになっています。

小谷さん、住まい手のHさん、ご協力ありがとうございました!

住まい逍遥

住宅・ライフスタイルをメインフィールドとして活動するフリーライターの松川絵里が、憧れや共感、好奇心を掻き立てられるスタイリッシュな住宅を、取材・レポートします。動画で美しい空間やライフスタイルを疑似体験するルームツアー・チャンネル「Cozy Houses in JAPAN」を運営。 https://www.youtube.com/c/CozyHousesinJAPAN_housetours