新築住宅内覧会レポート 若原一貴さん
建築家・若原一貴さんの新築住宅内覧会にうかがいました。
若原さんは、小住宅の設計がお得意で『小さな家を建てる』という著作もあります。この春、日大芸術学部デザイン学科の教授に就任されました。
横河健氏の横河設計工房での修行時代に初めてお目にかかり、独立一作目を取材させていただいたのは、もう随分昔のことになってしまいました。それも、とてもコンパクトな平屋だったように記憶しています(間違っていたらすみません)。小さいながらも庭があり、それを効果的に切り取る窓があって、茶室のように広がりを感じさせるお宅でした。
今回拝見したお宅もその延長上にあると思いましたが、光や素材、気積のコントロールが素晴らしく、積み上げてこられたものを感じました。
ぬくもりのある天然素材で構成した室内は、隅々まで鑑賞したくなるような凛とした空間で、透明感のある光で満たされています。今後、家具や生活の什器が入ってどんな表情がプラスされていくのか、とても楽しみです。
若原さんのHPは、以下です。
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