深まりゆく秋。灯りと薪ストーブのぬくもりに憩う家

建築家住宅ルームツアー動画のYoutubeチャンネル“Cozy Houses in JAPAN”に新作動画を公開しました。設計はarc-dさん。

この動画は、建築家 田島寛己さん・田島花織さんのご自宅の続編「秋/冬バージョン」です。夏に撮影した本編は、一番下にご案内しますね。

二度目の撮影では、季節感の違い以外にも、時間帯の差による魅力の違いを表現しました。午後3時ころにうかがい、つるべ落としに暮れていく光の変化を追いつつ、少しずつ照明をともしながら撮りました。

照明計画は、光量抑えめ。天井にダウンライトを付けず、コンクリートむき出しの壁に当てる間接照明や、スポットライト等を要所に用いています。また、中庭のライトアップが、紅葉した木だけでなく室内も優しく照らしてくれます。

そして、随所に置かれたスタンドライトなどの小さな照明が、陰影や奥行きを深めています。

夕景の外観も夫妻のお気に入りポイント。

屋上庭園のライトアップと室内のあかりがミックスされて浮かび上がります。

薪ストーブで、ねこさんたちもぬくぬく。ストーブの炎は、まわりを照らす灯りにもなるんですね。特にこの薪ストーブはガラス面が大きく、まるで暖炉のように炎がよく見えます。室内灯を暗めにしているので、よけいに火の明るさが感じられます。「ゆらぎ」は人をリラックスさせてくれます。ねこのムギちゃんもストーブの温もりが大好き。近づくと熱いことがわかっているので、危険はないそうです。

撮影で身も心もほっかほかになれました。

ご多忙ななか、二度も撮影に応じてくださったarc-dさん、ありがとうございました!


本編の撮影は、まだ暑い暑い夏のころでした。今回とは庭の様子や光の加減など、だいぶ趣が異なります。こちらもすてきなので、ぜひ見比べていただけると嬉しいです。住まいの全体像や解説、間取り図などの情報も、本編に集約してあります。

arc-dさんのHPはこちらです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

住まい逍遥

住宅・ライフスタイルをメインフィールドとして活動するフリーライターの松川絵里が、憧れや共感、好奇心を掻き立てられるスタイリッシュな住宅を、取材・レポートします。動画で美しい空間やライフスタイルを疑似体験するルームツアー・チャンネル「Cozy Houses in JAPAN」を運営。 https://www.youtube.com/c/CozyHousesinJAPAN_housetours