遊空間設計室の新築住宅内覧会におじゃましました

先日、遊空間設計室の内覧会にうかがい、建築家・高野保光さん設計の新築住宅を拝見しました。高野さんの許可を得て、その時撮影させていただいた写真を掲載します。

まずは1階LDKから。窓のスクリーンは布製とのことです。レースのカーテンのような使い方が想定されています。透け具合がなんとも美しい。造園はこれからですが、完成が楽しみです。

リビングのソファコーナー。床はタイル敷き。窓はFIXではなく、右側の戸袋に引き込んで開けることができます。

ダイニングからの眺め。中央は洗面室です。

透明感のある階段。

砂漆喰の壁。階段のところだけ木ゴテ仕上げで荒々しく。2階トップライトから光で陰影を楽しみます。

洗面室から浴室。

洗面カウンター。

階段を上がりきると、突き当たりに小さな書斎が。机の下は床を掘り込んであるので、足を下ろし腰掛けて使用できます。

デスクの背側にある収納の扉は、和紙貼り。取っ手は高野さんのオリジナルデザイン。

2階のホール。

トップライト見上げ。

出隅のアールが光を奥まで導きます。

階段からリビング見下ろし。

廊下の狭さを感じさせないように、腰壁の一部をスチールフェンスにして開放。手摺壁は薄く、笠木に丸みをつけてあります。細やか!

寝室の手前にあるベンチ。手前の腰壁の裏が書棚になっています。

寝室とテラス。


高野さんの設計する住宅は、美しく、暮らしやすさにもしっかりフォーカスされたバランスの良さが、幅広い年齢層の共感を得ています。そこを訪れて高野さんのお話をうかがうと、いつも「美」への執念というか、パッションを感じます。とても穏やかなお人柄だけに、内に秘められた情熱が時々グワッと湧き上がるのが垣間見えると、こちらまで思わず熱くなってしまいます。

そんな高野さんのご自宅を撮影した動画を、以下からぜひご覧ください。大通りに面した小さな敷地の3階建てですが、外の喧騒を忘れさせる静寂に満たされ、光の変化や素材感の頼もしさに、とっても気持ちが豊かになれます。

遊空間設計室のHPもぜひご覧ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

住まい逍遥

住宅・ライフスタイルをメインフィールドとして活動するフリーライターの松川絵里が、憧れや共感、好奇心を掻き立てられるスタイリッシュな住宅を、取材・レポートします。動画で美しい空間やライフスタイルを疑似体験するルームツアー・チャンネル「Cozy Houses in JAPAN」を運営。 https://www.youtube.com/c/CozyHousesinJAPAN_housetours